SMA Solar Technology AG、2020年上半期業績を発表:売上高、対前年同期比142%
SMA Solar Technology AGは、コロナウイルス渦中の状況下でも、2020年上半期に大幅な増収増益を達成しました。
■2020年度上半期の概要：
- パワーコンディショナ出荷実績7.1GW（出力ベース:2019年度上半期：4.0GW）
- 売上高は5億1400万ユーロ（日本円で約649億円*1:2019年度上半期：3億6300万ユーロ）、EBITDAは2,400万ユーロ（2019年上半期：900万ユーロ）に増加
- 自己資本比率42％という財務の安定性を維持（2019年12月31日：38％）
- コロナウイルス危機の状況下でも受注残高は7億6000万ユーロと依然として高く、そのうち3億2100万ユーロが製品事業によるものです。
- 取締役会は、2020年度の売上・利益方針を固める
■2020年度上半期の概況(抜粋)
SMA Solar Technology AGの最高経営責任者（CEO）Jürgen Reinertは以下のように述べています。
「コロナウイルスの影響もあり、第2四半期の売上高は予想を下回っておりますが、2020年第2四半期には前年同期比で大幅な増収増益を達成しており、EBITレベルでも好調な結果を出しております。このような実績を達成できたのは、SMAの優れたITインフラストラクチャや従業員の献身と柔軟性、積極的なサプライヤ管理、そして継続的な顧客サポートがあったからこそです。
もう一つの明るいニュースとして、当社が政府の支援を必要としなかったことがあります。予測通り、コロナウイルス危機により、第2四半期の受注は減少しました。 しかし、これからの数カ月間は、世界的な需要の回復が予想されます。こうした背景から、当社はいまだ売上高と利益目標が達成可能であると見込んでいます。
また、中長期的な見通しも明るいと見ています。 コロナウイルス危機に取り組む中で、経済をより持続可能かつ回復力のあるものにする重要な機会がやってきます。再生可能エネルギーの利用は、今でこそ重要な役割を果たすでしょう。欧州のGreen Dealや米国のJoe Bidenが掲げる気候変動対策などのイニシアティブは、正しい方向に向かって進んでいます。私たちはこうした動きに常に取り組んでいかなくてはなりません。豊富なノウハウと革新的かつ持続可能な技術を持つSMAは、このプロセス形成に貢献する理想的な体制が整っております。」
継続的なコロナウイルス危機にも関わらず、SMA取締役会は2020年2月7日に発表された2020年度の売上高および利益指針を固めました。
売上高は10億ユーロから11億ユーロに増加すると予想されています。 SMAは、このような状況においても市場シェアを獲得する有利な位置にいます。
また、取締役会ではさらなるコスト削減に取り組んでいます。
このような背景から、SMA取締役会ではEBITDAが5000万ユーロから8000万ユーロへ増加すると予測しています。
2020年1月から6月までの半期決算報告書(英語)は、以下のリンク先からご覧いただけます。
www.SMA.de/IR/FinancialReports
英語での本プレスリリースは下記リンクをご参照下さいませ。
*1 1ユーロ=126.30円で換算(2020年8月17日現在)
SMAについて
SMA Solar Technology AGは、太陽光発電用/蓄電用パワーコンディショナ/各種ソリューションを世界18か国で展開しているグローバルマーケットリーダーです。2019年度の売上はSMAグループ全体で約9.1億ユーロ。本社はドイツ、カッセル近郊のニーステタールにあります。従業員数は全世界で約3,000名。SMAは、系統接続のあらゆる太陽電池モジュールおよび発電システムに対応し、住宅用、産業用、メガソーラー用、オフグリッド用のパワーコンディショナを提供しています。また、電力を最も効率よくコントロールする機器やソフトウェア、発電所の運用管理など各種サービスも提供しています。SMAのインバーター技術は世界全体で1500件を超える特許に保護されています。2008年よりフランクフルト証券取引所のPrime Standardに上場しSDAX指数に含まれています。