「2017年度における業績は当初の予想を上回るものでした。当社は、とりわけ欧州とアジアでの好業績により、過去最高の売上高を達成しました。すべてのセグメントで黒字となり、好業績と当社ビジネスモデルの資本集約度の低さによって、ネットキャッシュは約4億5,000万ユーロに増加しました。当社は、太陽光発電パワーコンディショナ、蓄電システム、エネルギー管理に関する長年の経験を生かし、成長著しいエネルギー供給サービス事業の拡大を図っていきます」SMA, Chief Executive Officer, Pierre-Pascal Urbonはこのように述べています。
SMAの経営陣は、2018年度には売上高が9億〜10億ユーロに増加するものと予想しています。これは主として、全般的に好調な市場の成長によるもので、引き続き堅調なアジアおよび欧州の事業と、蓄電分野のシステム技術に対する需要の高まりがとりわけ寄与するものと予想されます。経営陣は、EBITDAが9,000万~1億1,000万ユーロになるものと予想しています。これには、エネルギー供給サービス事業を立ち上げるための1,000万ユーロ以上の費用が含まれています。また、減価償却費は約5,000万ユーロになるものと予想しています。
「当社は、エネルギー業界におけるデジタルトランスフォーメーションの好機をつかみたいと考えており、まさにそれが可能な位置付けにあります。将来的には、数々の改革に着手し、新たな戦略的提携を展開していきます。当社は、全世界のお客様が電力コストを効果的に削減できるようサポートし、持続可能な未来に貢献します」SMA, Chief Executive Officer, Pierre-Pascal Urbonはこのように述べています。
SMA経営陣は、1月26日の年次株主総会において、エネルギー業界の激動、SMAが進出可能な市場の成長、SMA独自の地位、業績について説明しています。詳細情報が記載されたプレゼンテーション資料は、年次株主総会の開始に伴いhttp://www.sma.de/en/investor-relations/publications/presentations.htmlで閲覧可能になります。SMAは、2017年度連結決算財務諸表を2018年3月28日に公開します。
SMAについて
SMAグループは、太陽光発電所の主要コンポーネントであるパワーコンディショナの世界市場をリードしています。2016年度の売上高は約10億ユーロ。SMAは、住宅用および産業用の太陽光発電システムや、大規模太陽光発電所向けに高効率な製品とソリューションを幅広く提供しています。SMAのシステム技術は、太陽光発電の自家消費効率を向上させるために、さまざまな蓄電ソリューションと容易に組み合わせることができ、更にSMAは、エネルギーマネージメントソリューション、総合的なサービス、太陽光発電所の運用管理を提供しています。ドイツ、カッセル近郊のニーステタールに本社を構え、20カ国で事業を展開し、全世界で従業員3,000人以上(うち500人は開発に従事)を擁しています。数々の受賞歴を誇るSMAの技術は、1,000件以上の特許と実用新案で保護されています。グループの親会社であるSMA Solar Technology AGは、2008年にフランクフルト証券取引所(S92)のPrime Standardに上場し、現在太陽光発電業界で唯一TecDAX指数にも含まれています。