2021年第1四半期から第3四半期の概要:
- パワーコンディショナ出荷販売実績10.3GW (出力ベース: 2020年第1四半期から第3四半期: 10.7GW)
- 売上高は7億4500万ユーロ (2020年第1四半期から第3四半期: 7億7400万ユーロ)
- EBITDAは5300万ユーロに増加 (2020年第1四半期から第3四半期: 4100万ユーロ)
- 自己資本比率は43%と高い割合を維持 (2020年12月31日: 42%)
- 取締役会は、2021年度の修正売上・利益方針を固める
2021年11月10日– SMA Solar Technology AG (SMA/FWB: S92) は、前年同期比で収益性の大幅増を達成し、2021年1月から9月のEBITDA (税引前利益に、特別損益、支払利息、および減価償却費を加算した値）は52.90万ユーロ(EBITDAマージン: 7.1%) となりました(2020年第1四半期から第3四半期のEBITDA: 4億1400万ユーロ、EBITDAマージン: 5.4%)。2021年1月から9月にかけて、SMAは約10.3 GWのパワーコンディショナを出荷販売し、売上高は7億4490万ユーロ(Q1-Q3 2020年第1四半期から第3四半期: 7億7360万ユーロ) となりました。2021年最初の数か月は、なお続く新型コロナウイルス危機による不透明感から中小企業が投資に消極的であったため、売上が前年同期比でわずかに減少しましたが、これはビジネスソリューション事業に起因します。一方、ホームソリューション事業、大規模プロジェクトソリューション事業の売上は、電子部品の不足にもかかわらず、記録的な増加を示しました。
純利益は、1530万ユーロと大幅に増加し(2020年第1四半期から第3四半期: 920万ユーロ)、1株当たりの利益は0.44ユーロに増加しました (2020年第1四半期から第3四半期: 0.27ユーロ)。ネットキャッシュは1億6900万ユーロに減少しています (2020年12月31日: 2億2600万ユーロ)。これは特に全体的な材料の不足を考慮し、大規模プロジェクトソリューション事業の備蓄と強力な供給経路を増やしたことに起因しています。自己資本比率は43.1%と、前年期末からわずかに増加しました(2020年12月31日: 41.8%)。さらに、SMAはドイツ国内の銀行に1億ユーロの融資枠があります。
SMA Solar Technology AGの最高経営責任者 (CEO) Jürgen Reinertのコメント「SMAは2021年の第3四半期に安定した業績をあげました。しかし、かなり厳しい電子部品の供給状況や大規模プロジェクトソリューション事業のプロジェクト延期により、売上と収益は当初の予想に達しませんでした。これは、第4四半期の業績にも影響する可能性があります。そのため取締役会は、9月に2021年度の売上高および利益方針を変更しました。同時に、受注は好調で、来年は高い受注残から始めることができますので、売上全体の大きな伸びを期待しています。」
SMA取締役会は、2021年度の売上高および利益方針を2021年9月6日の変更通りに固め、売上高が9億8000万ユーロから10億3000万ユーロ (変更前: 10億7500万ユーロから11億7500万ユーロ)、EBITDAが5000万ユーロから6500万ユーロ (変更前: 7500万ユーロから9500万ユーロ) になると見込んでいます。
2021年1月から9月の四半期ごとの報告書は、www.SMA.de/IR/FinancialReportsからご覧いただけます。
SMAについて
SMA は太陽光発電および蓄電システム技術で世界を牽引しており、SMA Groupは未来の分散型再生可能エネルギー供給を目指し、現在の規格を制定しています。SMA製品ラインには、あらゆる電力クラスの太陽光発電および蓄電システム、インテリジェントなエネルギー管理システム、電気自動車の充電ソリューション、そしてPower-to-Gasアプリケーション向けソリューションに向けた、効率的な太陽光発電パワコン、蓄電池向けパワコン、総合的システムソリューションが幅広く含まれています。太陽光発電所の運用・保守まで幅広いサービスを行っているほか、デジタルエネルギーサービスを行っています。110GWの出荷実績を誇るSMAパワーコンディショナは、世界中の190を超える国に設置されています。数々の賞を獲得したSMAの技術は約1,700件の特許と実用新案で保護されています。2008年よりグループの親会社であるSMA Solar Technology AGは、フランクフルト証券取引所(S92) に上場し、TecDAX指数に上場しています。