SMAグループ、2023年通期の監査前決算報告および2024会計年度の収益予想 を発表

第4四半期の特別高圧連系・プロジェクトソリューション部門が好調だったことから、2023会計年度が極めて順調に終了

SMAグループ、2023年通期の監査前決算報告および2024会計年度の収益予想を発表

  • 売上高は2022年の106590万ユーロに対して(日本円約1,740億円*) 78.6%増の19410万ユーロに増加 (日本円にて約3,103億円*)
  • EBITDA (イービットディーエー。利払い・税引き・償却前利益) 7000万ユーロから31100万ユーロに増加
  • 高い需要と納入状況の正常化が好調な業績につなが
  • 市況の変化により当会計年度の変動幅が増大
  • 2024年の収益予想は売上が195000万ユーロから222000万ユーロ(日本円約3,105億円~3,589億円*)EBITDA22000万ユーロから29000万ユーロに上る見込み

 

2024年2月29日、ニーステタール – SMA Solar Technology AG (SMA) は、2023年通期の監査前決算報告を発表しました。

SMAグループの売上は19億410万ユーロ(日本円にて約3,103億円*)に増加し、前年比(2022年の10億6590万ユーロに対し(日本円約1,740億円*))の増加幅が78.6%と大きく伸びました。

EBITDA(イービットディーエー。利払い・税引き・償却前利益)は3億1100万ユーロで、2022会計年度の7000万ユーロから特に大幅に増加しました。EBITDA利益率では16.3%に上ります。2022年は6.6%でした。

この度の好調な業績の要因には、SMA製品に対して持続的な高い需要があること、および納入状況が年初から正常化した状態が保たれていることの2点が挙げられます。EBIT(イービット。利払い・税引き前利益)は2022年会計年度の3190万ユーロから2億6950万ユーロとプラスとなっており、EBIT利益率は2023年が14.2%、2022年が3.0%でした。

2023年通期で、パワーコンディショナの出荷販売実績は20.5GWでした。2022年は12.2GWで、大幅増となりました。

 

2023年は全3事業部門で売上と利益が大きく伸び、好調な業績となりました。

ホームソリューション部門:5億8020万ユーロ (2022年:3億3500万ユーロ) 、EBITは1億4800万ユーロ(2022年:5380万ユーロ)。

産業用ソリューション(C&I)部門:4億7890万ユーロ (2022年:2億9030万ユーロ) EBITで2270万ユーロ(2022年:−2600万ユーロ)

特別高圧連系・プロジェクトソリューション部門:8億4500万ユーロ (2022年:4億4060万ユーロ) EBITは1億380万ユーロ(2022年:−1350万ユーロ)。

 

2023年12月31日時点の受注残は金額にして17億500万ユーロと高い水準で推移していますが、見込み通り2022年末時点の20億7740万ユーロと比較して出荷が進んでいることがわかります。また、2023年末のこの数字のうち、13億2980万ユーロは製品事業によるものでした(2022年末時点で17億飛んで70万ユーロ)。2023年は見込み通り上半期と比較して下半期の新規受注が減少しましたが、ホームソリューションと産業用ソリューションの大部分の受注がそもそも上半期の終わりまでに確定していたことから当社としては計画通りといえます。一方で、特に第4四半期に入って市況に変化があったことから、新規受注は緩やかになりました。

 

純利益は2億2570万ユーロに増加 (2022年は5580万ユーロ)、一株当たりの利益はこれに準じて6.50ユーロに上昇しました (2022年は1.61ユーロ)。ネットキャッシュは2億8330万ユーロに上り、2022年12月31日時点の2億2010万ユーロから大きく増加しました。

監査前の数字は、監査により一部変わることもあります。

 

SMA Solar Technology AGの最高経営責任者 (CEO) であるJürgen Reinert(ユルゲン・ライネルト)のコメント「2023年第4四半期は、特別高圧連系・プロジェクトソリューション部門の売上がまたも大幅に増加し、当社が見込んでいた売上予測の上限を上回りました。2023年は総じて成功を収められた年になったと振り返ることができ、会社の業績に非常に満足しています。SMAの製品とソリューションに高い需要があったこと、生産稼働率が良好であったこと、そして当社の納入能力、これらにより、会社で手掛ける3つの全事業部門で素晴らしい業績となりました。当社は2018年から一貫して事業部門別のプラットフォーム戦略を推進しています。これにより、変化していくお客様の要件や市場の変化に、より迅速にそしてより効率的に対応できるようになると考えています。」

 

SMA Solar Technology AGの最高財務責任者 (CFO) であるBarbara Gregor(バーバラ・グレゴール)のコメント「2024会計年度の業況についても楽観視しています。市場の変化があり、これに伴い前年比で変動幅の増大があると思われますが、全体として収益性の高い成長を続けていくつもりです。特に特別高圧連系・プロジェクトソリューション部門では、大きな受注残件数と新規受注数に鑑みて、より一層の売上と利益成長を見込んでいます。ホームソリューション部門と産業用ソリューション部門では、第2四半期までの受注増加は見込んでおりません。こうした、季節的変動と、新製品およびソリューションへのこれからの投資増加によって、ホームソリューション部門では2023年と比較して減収減益になるのではないかと見込んでいます。一方、産業用ソリューション部門では、前年と同水準で、売上と利益がわずかに成長すると見込んでおります。」

このような次第で、SMA経営陣は2024会計年度のSMAグループの売上が19億5000万ユーロから22億2000万ユーロ(日本円約3,105億円~3,589億円*)

、EBITDA1が2億2000万ユーロから2億9000万ユーロになると予想しています。

1 elexon GmbHの株式売却による一時的利益1900万ユーロを含む

*24年3月4日付の外貨レート1€  =163円で概算。

 

【追加情報】

SMAは2024年3月27日に、監査済み連結財務諸表および2023年度の年次報告書を発表し、午前10時から年次プレスカンファレンス(バーチャル配信)、そしてドイツ現地時間午後1時30分からアナリストと投資家向けのカンファレンスコールでその内容を説明する予定です。

 

SMAについて

SMA グループは太陽光発電および蓄電システム技術で世界を牽引しており、未来の分散型再生可能エネルギー供給を目指し、現在の規格を制定しています。SMA製品ラインには、あらゆる電力クラスの太陽光発電および蓄電システム、インテリジェントなエネルギー管理システム、電気自動車の充電ソリューション、Power-to-Gasアプリケーション向けソリューションに向けた、効率的な太陽光発電パワコン、バッテリーインバータ、総合的システムソリューションが幅広く含まれています。 太陽光発電所の運用・保守サービスまで、幅広いサービスを行っているほか、デジタルエネルギーサービスを行っています。145ギガワット超の総出力を有する SMAパワーコンディショナは、世界中の200を超える国に設置されています。年間、約6,300万トンのCO2e排出の削減に貢献しています。数々の賞を獲得したSMAの技術は、1,600以上の特許や実用新案によって保護されています。2008 年より、グループの親会社である SMA Solar Technology AG は、フランクフルト証券取引所の Prime Standard (S92)に上場し、MDAX指数およびTecDAX指数に上場しています。

 

 

 

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本プレスリリースは、情報を提供するためのものであり、SMA Solar Technology AG (以下「当社」という) または現在もしくは将来の当社の子会社 (当社とともに、以下「SMA グループ」という)

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SMA Solar Technology AG (SMA または当社) の取締役会が現在入手可能な計画、概算および予測に基づいています。したがって、未来指向の記述は、それらが作成された日にのみ有効です。したがって、未来指向の記述は、それらが作成された日にのみ有効です。未来指向の記述には、その本質から危険性と不確実性の要素が含まれます。さまざまな既知および未知の危険性、不確実性、およびその他の要因が、実際の業績、財政状態、企業の発展または業績と、ここに記載されている概算との間に著しい差異をもたらす可能性があります。これらの要因には、SMA が発表した報告書で議論したものが含まれます。これらのレポートは、 SMA の Web サイト(www. SMA.de)

で入手できます。当社は、これらの未来指向の記述を更新する、または未来の出来事や発展に適応させる義務を負わないものとします。