供給不足がSMAの2022年上半期の売上と業績にマイナス影響 受注は引き続きプラスに推移 

SMA Solar Technology AG、2022年上半期の売上高を含む概要を発表しました。

2022年上半期の概要:
• 売上高は4億7,200万ユーロ (2021年上半期: 4億8,800万ユーロ)
• パワーコンディショナ出荷販売実績5.8GW (2021年上半期: 6.8GW)
• EBITDA (税引前利益に、特別損益、支払利息、および減価償却費を加算した値) は、1,600万
ユーロ (2021年上半期: 3,800万ユーロ)
• 自己資本比率は39.1% (2021年12月31日: 39.0%)
• 取締役会は2022年度の売上・利益方針を固める


2022年8月11日 – 2022年上半期、SMA Solar Technology AG (SMA/FWB: S92) のEBITDA (税引前利益に、
特別損益、支払利息、および減価償却費を加算した値) は、1,600万ユーロとなりました (EBITDAマー
ジン: 3.4%。2021年上半期のEBITDA: 3,800万ユーロ、EBITDAマージン: 7.8%)。受注は依然高い水準にあ
ります。電子部品の供給不足が長引いており、SMAの売上と収益の成長に引き続き影響を与えていま
す。2022年上半期、SMAグループの出力販売実績は約5.8GW、売上は4億7,190万ユーロとなりました
(2021年上半期: 4億8,830万ユーロ)。ホームソリューション事業の売上は前年同期比で減少しました
が、これは電子部品の供給不足に起因して、高い需要を満足できなかったためです。商工業ソリュー
ション、大規模プロジェクトソリューションセグメントは、供給不足および価格上昇によるプロジェ
クトの延期により、前年と同水準となりました。


純利益は-1億600万ユーロとなりました (2021年上半期: 1,330万ユーロ)。これに伴い、1株当たりの
利益は-0.31ユーロに減少しています (2021年上半期: 0.38ユーロ)。ネットキャッシュは1億7,630万
ユーロに減少しました (2021年12月31日: 2億2,170万ユーロ)。自己資本比率は39.1%と、前年期末と
同水準を維持しています (2021年2月31日: 39.0%)。さらにSMAはドイツ国内の銀行に1億ユーロの融資
枠があります。


SMA Solar Technology AGの最高経営責任者 (CEO) Jürgen Reinertのコメント「未来志向の太陽光およびエ
ネルギーソリューションの需要は依然として高く、受注はプラスに推移しています。しかし、今も続
く緊迫した供給状況が、売上と収益の発展に大きな打撃を与えています。多数の他業界と同様に、電
子部品の供給不足は欧州のパワーコンディショナメーカーにも影響を与えており、世界的にサプライ
チェーンがアジア市場への依存を再度示しています。そのため、当社は長期的な納品能力を向上する
一連の対策を開始しました。


その結果、下半期は上半期と比較して、供給状況が改善すると見込んでいます。そして2023年からは、全体の状況の大きな変化と、利益になる売上成長を予想しています。私たちは、カッセルの拠点に新規ギガワットファクトリーを建築することにより、これに向けて準備しており、最終的には2024年までに生産能力を倍増させる予定です。」

 

SMA取締役会は、2022年3月1日に発表した通り、2022年度の売上・利益方針を固めています。売上高は9億ユーロから10億5,000万ユーロ、EBITDAは1,000万ユーロから6,000万ユーロになると見込んでいます。2022年1月から6月のHalf-Yearly Financial Reportは、www.SMA.de/IR/FinancialReportsでご覧いただけます。SMAについてSMA は太陽光発電および蓄電システム技術で世界を牽引しており、SMA Groupは 未来の分散型再生可能エネルギー供給を目指し、現在の規格を制定しています。SMA製品ラインには、あらゆる電力クラスの太陽光発電および蓄電システム、インテリジェントなエネルギー管理システム、電気自動車の充電ソリューション、Power-to-Gasアプリケーション向けソリューションに向けた、効率的な太陽光発電パワコン、バッテリーインバータ、総合的システムソリューションが幅広く含まれています。太陽光発電所の運用・保守サービスまで、幅広いサービスを行っているほか、デジタルエネルギーサービスを行っています。約115ギガワットの総出力を有するSMAパワーコンディショナは、世界中の190を超える国に設置されています。数々の賞を獲得したSMAの技術は、1,700 以上の特許や実用新案によって保護されています。2008年より、グループの親会社であるSMA Solar Technology AGは、フランクフルト証券取引所のPrime Standard (S92) に上場し、TecDAX指数に上場しています。

 

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