SMAグループ 2023年は非常に好調

  • グループの売上高は約79%増の19410万ユーロ (日本円約3,103億円)
  • EBITDA31,100万ユーロに増加、EBITDAマージンは16%に大幅拡大
  • 全セグメントで好調な業績
  • 2024会計年度のガイダンスを確認: 売上高は195,000万ユーロから22億ユーロ、EBITDA22,000万ユーロから29,000万ユーロ

 

2024年3月27日、ニーステタール発 – SMA Solar Technology AGは、2024年2月29日に発表された2023年の暫定値と2024年のガイダンスを確認しました。2023会計年度の連結売上高は78.6%増の19億410万ユーロ (日本円約3,103億円) (2022年: 10億6,590万ユーロ) となりました。売上総利益率は前年同期比29.4% (2022年: 21.0%) と大幅に増加し、特にホームソリューション事業の収益性向上が後押ししました。

 

EBITDAは2022会計年度の7,000万ユーロから3億1,100万ユーロへと大幅に増加しました。これはEBITDAマージン16.3% (2022年: 6.6%) に相当します。この好調な業績はSMA製品に対して継続的に高い需要があることに加え、生産能力の向上とそれに伴う販売数量増加により固定費が減少したことも一因です。EBITは2022年会計年度の3,190万ユーロから2億6,950万ユーロに増加しました。 (2023年のEBITマージン: 14.2%、2022のEBITマージン: 3.0%)。

 

純利益は業績が好調だったことから4倍以上の2億2,570万ユーロ (2022年: 5,580万ユーロ) となりました。2023年通期でのパワーコンディショナ出荷販売実績は20.5GWでした (2022年: 12.2GW)。

 

ネットキャッシュは2億8,330万ユーロで、前年の水準を大幅に上回り、(December 31, 2022年12月31日: 2億2,010万ユーロ)。自己資本比率は42.3%に上昇しました (December 31, 2022年12月31日: 41.8%)。

 

全部門で売上高と利益が好調

ホームソリューション部門の売上高は73.2%増の5億8,020万ユーロとなり(2022年: 3億3,500万ユーロ)、総売上高に占める割合は30.5%となりました (2022: 31.4%)。欧州・中東・アフリカ (EMEA) 地域は96.9% (2022年: 86.7%) と、引き続き売上に占める割合が最も高くなっています。米国地域は2.0% (2022年: 8.3%)、アジア太平洋地域は1.1% (2022年: 5.0%) でした。EBITは、売上高が増加したために固定費が減少したこと、そして収益力の高い製品ミックスにより、1億4,800万ユーロに増加しました (2022年: 5,380万ユーロ)。これはEBIT マージン25.5% (2022年: 16.1%) に相当します。産業用ソリューション (C&I) 部門も65.0%増の4億7,890万ユーロと大幅な売上増となりました (2022年: 2億9,030万ユーロ)。SMAグループ全体の売上高に占める割合は25.1% (2022年: 27.2%)です。地域別では、EMEA地域が80.8%、米国地域が11.7%、そしてAPAC地域が7.5% (2022年EMEA: 79.4%、米国地域: 11.5%、APAC地域: 9.1%) を占めています。EBITは2,270万ユーロに改善し (2022年: –2,600万ユーロ)、EBITマージンは4.7% (2022年: –9.0%) となりました。

 

特別高圧連系・プロジェクトソリューション部門は91.8%増の8億4,500万ユーロ (2022年: 4億4,060万ユーロ) と最大の売上増を記録しました。特に、2023年第4四半期の売上高が再び大幅増となり、売上高全体に占める部門の割合は44.4%でした (2022年: 41.4%)。また部門の売上高の48.6%は米国地域 (2022年: 45.3%)、10.5%はAPAC地域 (2022年: 21.5%)、40.9%はEMEA地域 (2022: 33.2%) に帰属します。EBITは、売上高が増加したために固定費が減少したことと生産能力の向上により、1億380万ユーロと大幅に増加しました(2022年: −1,350万ユーロ)。EBITマージンは12.3%でした (2022年: −3.1%)。

 

受注残は引き続き高水準

2023年12月31日現在のSMAグループの受注残は17億500万ユーロの高水準を維持し、新型コロナ感染症拡大前の水準を上回ったものの、予想された通り、前年末の受注残を下回りました (2022年12月31日: 20億7,740万ユーロ)。2023年下半期の受注は、予想通り減少しましたが、これはホームソリューション部門と産業用ソリューション部門における2023年受注の大部分が第1四半期末までにすでに行われていたため、2023年下半期の受注は予想通り上半期と比較して減少したことが原因です。配送能力の向上と生産能力の向上により、受注残も引き続き減少しました。13億2,980万ユーロは製品事業に帰属します(2022年12月31日: 17億70万ユーロ)。

 

特別高圧連系・プロジェクトソリューション部門では、受注残が9億1,400万ユーロに増加し (2022年12月31日: 6億300万ユーロ)、産業用ソリューション部門が2億3,800万ユーロ、ホームソリューション部門が1億7,700万ユーロと続きました (2022年12月31日: 産業用ソリューション: 5億800万ユーロ、ホームソリューション: 5億8,900万ユーロ)。

 

取締役会は2024年2月29日の通期業績予想を確認しました。売上高は19億5,000万ユーロから22億2,000万ユーロ、EBITDAは2億2,000万ユーロから2億9,000万ユーロです。

 

追加情報

SMAは本日、監査済み連結財務諸表および2023年度の年次報告書を発表し、午前10時から年次プレスカンファレンス(バーチャル配信)、そして午後1時30分からアナリストと投資家向けのカンファレンスコールでその内容を説明する予定です。

 

SMAについて

SMA グループは太陽光発電および蓄電システム技術で世界を牽引しており、未来の分散型再生可能エネルギー供給を目指し、現在の規格を制定しています。SMA製品ラインには、あらゆる電力クラスの太陽光発電および蓄電システム、インテリジェントなエネルギー管理システム、電気自動車の充電ソリューション、Power-to-Gasアプリケーション向けソリューションに向けた、効率的な太陽光発電パワコン、バッテリーインバータ、総合的システムソリューションが幅広く含まれています。太陽光発電所の運用・保守サービスまで、幅広いサービスを行っているほか、デジタルエネルギーサービスを行っています。過去20年で設置された約132ギガワットの総出力を有するSMAパワーコンディショナは、年間、約7,000万トンのCO2排出の削減に貢献しています。数々の賞を獲得したSMAの技術は、1,600以上の特許や実用新案によって保護されています。2008 年より、グループの親会社である SMA Solar Technology AG は、フランクフルト証券取引所の Prime Standard (S92)に上場し、MDAX指数およびTecDAX指数に上場しています。

 

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